第五 私の投獄と試練(10)

第五 私の投獄と試練(10)

夏の暑さが厳しい頃になると、さすがに体を壊すだろうと思ったが、
かえって暑い日などは暮らしやすく、つつがなく過ごし、
秋になると、庭の花園に造った菊花などを眺めては、のどかに暮らした。
しかし、秋も終わり冬が来る頃になると、四方の風景も寒々しく、
虫の声が聞こえるとなんとなくもの寂しい感じがして、
このときの思いを歌にした。

  老蟋声荒れて転悵然  凝霜晩菊鮮妍を競う
  孤囚幸いにて天佑の有る在り  此の際磨し来る勝世篇
          
 (勝世篇の意味: 「世に打ち勝つ勝利、それはわたしたちの信仰です」
                            ヨハネの手紙Ⅰ 五章四節より引用)

ヨハネによる手紙Ⅰ五章に、このようなみことばがある。

 神によって生まれた者はみな、世に打ち勝つからです。
 私たちの信仰、これこそ世に打ち勝った勝利です。
 世に勝つ者とはだれでしょう。イエスを神の御子と信じる者ではありませんか。


このことばは、私を多いに奮い立たせた。
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by hokkaido-revival | 2011-01-29 16:29 | 『余が信仰の経歴』 正編1-5  

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