直寛作詞の賛美歌

信仰の人・坂本直寛。
投獄中も、ことあるごとに、詩を詠み、句をつくり、
神様をほめたたえました。

晩年、直寛は、賛美歌を作詞しています。

それは、明治42年4月7日のことでした。
所用で仙台に行った帰り、
青森行きの電車に乗った直寛を、突如暴風が襲います。
9両編成の車両は、先頭から3番目の郵便車と、
4両目の客車が転落。2両の客車が脱線しました。
幸い、直寛の乗っていた一等車は6両目にあたり、
転落を免れて横転しただけでした。

直寛は、大惨事から守られたことを
「神の奇しき摂理」と感謝し、旭川に帰る車中で、この曲を作詞しました。


① 妙なるみたまの神のわざは 筆にも言にも尽くしがたし

② エホバの使は我を守り 髪一筋も失せざらしむ

③ 雀さへ守る父の御手は いかでか我が身を守らざらん

④ 我が神エホバの我にたまふ こよなき御恵みいかで報いん

⑤ 我世を去るまで身を捧げて くすしき恵みを証し伝へん

⑥ イエス君の外に救いは無し もろびとこぞりてほめたたえよ



『讃美歌』79番(現行『讃美歌』では139番、『讃美歌21』では298番)の
「ああ主は誰がため世にくだりて」 の曲に合わせて、
この惨事を回想するごとに、歌っていたそうです。
直寛の葬儀でも、この曲が歌われました。

(出典:『龍馬の甥 坂本直寛の生涯』 土居晴夫 P.253~254)

こちらの伴奏に合わせて、歌ってみてください♪♪♪





ちなみに、この讃美歌は、
「イギリス讃美歌の父」と称されるアイザック・ウオッツによって、
つくられました。

英語の題は、 『Alas, and did my Saviour bleed』
「ああ!我が救い主は血を流された」という意味です。
日本語の歌詞はコチラ。

1 ああ主は誰(た)がため 世にくだりて、
  かくまでなやみを うけたまえる。

2 わがため十字架に なやみたもう
  こよなきみめぐみ はかりがたし。

3 とがなき神の子 とがを負えば、
  てる日もかくれて やみとなりぬ。

4 十字架のみもとに こころせまり、
  なみだにむせびて ただひれふす。

5 なみだもめぐみに むくいがたし、
  この身をささぐる ほかはあらじ。



数多くの讃美歌を世に残したファニー・クロスビーが、この曲で
魂を突き刺されるような衝撃を受け、神様に献身を誓ったといわれています。
詳しくはコチラを
讃美歌138番 「ああ主は誰がため」

直寛の信仰の生涯を思い、
彼の人生にあらわされた素晴らしい神様の御業の数々を思い、
何よりも、私たちの罪のために十字架にかかってくださった
主イエス様の愛を思って、
讃美してみてください(*^_^*)
天国にいる心地がしますよ☆☆☆
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by hokkaido-revival | 2010-12-23 23:51 | 直寛にまつわるお話  

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